top of page

ブラジル産小型珍美魚を展示しました

淡水熱帯魚担当

2025年5月11日

珍しい淡水美魚の展示のお知らせ

ブラジル産の小型美魚「シンプソニクティス・ピクトラータス」

Simpsonichthys picturatus

を展示しました。

水族館はもとより、それ以外でも国内でこの魚が見られるのは非常に珍しい貴重魚といえます。


非常に覚えにくい学名で呼ばれている淡水熱帯魚で、一般的な熱帯魚のような通称名等がない国内では極端に見られる機会の少ない魚です。


ブラジル原産のこの魚は、非常に特異的な生態を持ち、雨期に卵から生まれた赤ちゃんは急速に成長し産卵、乾期には死亡します。このため寿命は1年ほどです。

雨期に生んだ卵は乾季の乾燥に耐えて休眠し、再び雨期が来ると生まれます。

このため、飼育下でも人為的に生んだ卵を水から取り出し休眠させてから再入水させて赤ちゃんを誕生させます。

休眠期間は3か月から半年ほどですが、入水タイミングを間違うと生まれません。


展示魚は館長がプライベートにて入手し自宅繁殖させた子孫を導入し、上記飼育条件にて繁殖させた個体を展示しております。各ヒレのブルースポットが非常に鮮やかで美しいく、必見の魚ですが、誕生した個体はオスばかりでメスが少なく、現在の展示はオスの群れのみ(メスは灰色で地味な体色をしています)となります。


  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

Copyright  Takeshima Aquarium  All rights reseved.

bottom of page